2015年2月20日田中麗奈主演フジテレビスペシャルドラマ『赤と黒のゲキジョー・三面記事の女たち-愛の巣』が放送!
原作は直木賞作家・角田光代が実際にあった事件の三面記事を元に執筆した異色サスペンス だ!
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2015/photo/150129-i016_01.jpg
18年前に母が父を殺害したというトラウマから、自分がいつ加害者になるかわからないという心に闇を持つ新聞記者・長谷部章子を田中麗奈が演じる。同僚・桂木結平を千葉雄大 が演じる。
放火事件の取材がきっかけで、浮き彫りになる人間の心の闇に迫っていくというストーリーだ。
ストーリーの核となる姉妹・小林美枝子(寺島しのぶ)、江藤房江(板谷由夏)が演じる。
原作では、姉妹だからこそ起こりうる、憎しみや嫉妬、羨望、そして夫婦は何をもって愛・絆・を感じるのか、人間の幸せとは何かが浮き彫りになっていて読んでいて痛々しい。
『姉妹の嘘と秘密・姉の美枝子の家がバリケードで覆われている理由・白骨遺体の犯人』
*以下、原作・ドラマのネタバレ
原作では、
1978年、房枝・美枝子も夫がいるが、子供はいない。
美枝子は教師である夫の正文が同僚の女教師と浮気しているかもしれないと、房枝を自慢のマイホームに呼び相談している。
房枝は、夫婦仲は良好であると満足していて姉の美枝子に優越感すら感じている。
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しだいに姉妹は気が向いた時に電話で話す程度の仲となっていった。
26年後の2004年、美枝子・房枝共に子供は出来なかった。
房枝が26年ぶりに美枝子宅を訪れると、バリケードが張られていて、薬品の匂いが漂っていた。近所の住人に迷惑がられているという。
男性教諭が、彼が犯した26年前の殺人事件について出頭したというニュースがあり、これが美枝子の夫、正文であった。
正文はかつての同僚の女性を殺害し自宅の地下に埋めていたのだ。
周囲の人間が近付かないように家をバリケードで囲い、匂いをごまかす為に薬品を撒いていた。
この土地で都市開発が行われることとなり立ち退きせざるを得なくなった事で、露見すると思い出頭を決めたという。
美枝子は正文の罪を知りながら、夫を庇うことで彼を手に入れた。26年間、夫婦は強い絆で結ばれていた。
一方、房枝は26年目にして、夫の大志が26年前から別の家庭を持ち、高校生になる子供まで居た事実を知り驚愕する。
房枝は大志には言わず、これまで通りに過ごす事に決めた。
しかし美枝子の事実を知り、房枝は自分の家の地下に白骨死体が埋まっていれば……と頭によぎる。
原作との違い
・放火事件
ドラマでは美枝子宅の近隣の放火事件によってストーリーが展開していくようだ。
・美枝子の夫婦の秘密が明るみになる経緯
原作では、都市開発のための立ち退きになり、夫の正文が出頭するというストーリーだが、
ドラマでは、美枝子の家が放火事件に合い、白骨死体が明るみになるという設定になっている。
原作者に角田さんは、1978年から2004年までを描いている。このような事件がこの時期に三面記事に載っていたのだろう。
放火した犯人や、放火犯と美枝子の家庭の関係とは?気になることろだ。オリジナルのストーリーとなるのだろう。楽しみだ!!
視聴率
ー%
発表され次第更新したい!